中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「科学絵本で遊ぼう」ワークショップを行いました

2025年5月27日

4月27日(日)、新井ゼミ8名、野中ゼミ5名が、福岡市科学館の特別展「絵本で遊ぼう はじめての?(ハテナ)」にて、科学絵本をテーマにした「科学絵本で遊ぼう」というワークショップを行いました。
このイベントでは、子どもとその保護者に、絵本を通して身近な「科学(理科)」の面白さに興味を持ってもらうことを目的としています。運営する学生にとっては、子どもたちの好奇心、探究心を育む実践の機会となります。

新井ゼミは、「レジンを固めよう」という科学遊びを行いました。これは、科学絵本の中で紹介されている遊びのひとつで、紫外線を当てると硬化するレジンの性質を利用し、UVライトを用いて様々なモチーフを作りました。また、月の満ち欠けをイメージできる教材も準備しました。

野中ゼミは、様々な科学絵本のポップを作成し、展示を行いました。絵本のテーマは、料理、星座、天気、植物と様々です。会場に椅子を用意して親子でゆっくりと絵本が読めるような環境も作りました。

来場した保護者の方からは、「子どもは学生の皆さんとのお話を楽しんでいた。私も普段は手にとらないような絵本を知れてよかった」、「こうした催しで、子どもが科学に興味をもってくれたら」といった感想が聞かれました。

以下、学生のレポートです。

子どもたちは液体が光で固まる姿に驚くだけでなく、貝殻やアンモナイトなど綺麗な透明の形のオブジェができることに目を輝かせて喜んでいました。なかには何度も科学遊びに挑戦する子どももいました。
この活動を通して、子どもたちの「どうして?」や「面白い」など科学に対する興味関心を高めることができました。私自身も子どもたちから出てくる疑問等にどのように答えると良いのか、考えさせられる活動になり、将来小学校教員として、子どもの学びを豊かにするためのスキルの1つを身につけることが出来たと思います。これからもたくさんの子ども達に科学遊びの楽しさや面白さを広めていきたいです。
児童幼児教育学科4年 新井ゼミ 真庭 由佳

展示を見ている 保護者や子どもに声を掛けて絵本の説明をしたり、子どもと一緒に絵本を読んだりして楽しく交流をすることが出来ました。中には、「素敵な本に出会えました。ありがとうございました。」と声を掛けてくださった保護者もおり、新しい絵本との出会いの場を提供できたことがとても嬉しく、今回のワークショップに参加出来て良かったと感じました。
今回の活動での反省点として、小学生から乳児まで幅広い年齢の子どもが参加してくれた中、高さが低い机も用意して小さい子どもでも気になった絵本を自分で手に取れるような環境の工夫が出来ていたらよかったと感じました。
またこのような機会があれば、今回の活動経験を活かして絵本の良さをもっと沢山の方に知って頂けるような楽しいイベントにしたいと思います。
児童幼児教育学科4年 野中ゼミ 長 凪沙