教育学部グローバル教員養成プログラム(G-TEP)のメルボルン研修報告会を開催しました
5月27日(火)、グローバル教員養成プログラム(G-TEP)のメルボルン研修参加学生による報告会が開催されました。
本プログラムは、多様な経験・視点から望ましい日本教育の発展に貢献できるグローバル教員を養成するために新設されたプログラムで、昨年のトライアル研修を経て、今回が第1回目として実施されました。本研修には、教育学部の学生10名と、昨年のトライアル研修参加学生メンター2名が参加しました。学生とメンターは、約1年間かけて渡航に向けた準備を行い、2025年2月23日~3月9日にて、現地での研修を行いました。
現地では、ホームステイをしながら、現地の小学校3校と中学校1校、日本人学校、土曜補習校を訪問し、授業の参観や和食、和菓子、書道などの日本文化を教材とした授業を行いました。研修は学生主体で運営され、10名全員が学生代表や、会計、用具係、生活係、各学校の責任者などの役割を分担しました。
報告会では、実施した各授業や休み時間での児童・生徒との交流に加え、在メルボルン日本国総領事館での研修などの報告が行われ、最後に本研修で得られた学びの振り返りで締めくくられました。研修での学びとしては、現地の児童・生徒に伝えることを通して自身の日本文化への理解が深まった、海外の教育方法について学ぶことができた、現地の日本人学校および補習校で日本の教育が行われている意義について知ることができた、などがあげられました。参加学生にとって、海外で教育について学び、授業を行った経験は大きな自信となったようです。
報告後の質疑応答では、聴講した学生から、日本とオーストラリアの教育の違いは?日本とオーストラリアの指導案の作り方の違いは?などの質問がなされ、海外の教育についての関心の高さが伺えました。
現在は、第2期生が2026年2月の渡航に向けた準備を進めており、第1期生がそのサポートをしています。また、第1期生より2名が2026年2月に再渡航し、現地の日本人学校で教育実習を行う予定です。