中村学園大学・中村学園大学短期大学部

令和7年度 食育講座“食育館”を知ろう~しっかり食べよう『一汁三菜』~が行われました

2025年6月27日

6月24日(火)、本学の学生食堂「食育館」にて、令和7年度 食育講座“食育館”を知ろう~しっかり食べよう『一汁三菜』~が行われました。
当日は、本学の学生に加えて、ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)からの短期留学生6名と引率の先生3名も参加され、合計で約60名が参加しました。

初めに食育館長の近江教授より、栄養素や食事の重要性、日本の食文化の変遷、そして食育館のこれまでのあゆみについて説明がありました。
現在の日本では、食の多様化により栄養バランスが乱れ、摂取エネルギーは減少する一方で、脂質の摂取量は増加傾向にあります。こうした状況の中で重要視されているのが、理想的な栄養バランスを実現する「一汁三菜」です。「一汁三菜」とはご飯・汁物・主菜・副菜2品で構成される栄養バランスのとれた日本の伝統的な食事スタイルです。食事は生命の源であり、日々の健康を支える基本。栄養バランスを最優先に考え、生涯にわたり健全で豊かな食生活を実践できる力を身につけることの大切さが強調されました。

説明を聞いた後、学生たちは「一汁三菜」定食を堪能しました。
この日のメニューは下記のとおりです。

【メニュー】
・麦ご飯
・鯵の夏野菜マリネ
・南瓜のそぼろ煮
・もやしとキクラゲのナムル
・味噌汁

 

 

 

 

 

この日の献立について中村学園事業部の食育館マネージャーおよび担当管理栄養士から解説があり、学生たちは栄養バランスや食材について学びながら食事を楽しむことができました。また、事業部の二人は各テーブルを回って学生の質問に答えました。「エネルギー(カロリー)オーバー時の調整方法」や「食育館のメニューの工夫」など、学生にとっては普段聞けないことを直接質問する貴重な機会となっていました。

学生からは「この日のメニューもとても美味しかった。特に南瓜のそぼろ煮が印象的で、家でもぜひ作ってみたい」「何気なく食べている一汁三菜の定食が、どれだけ栄養面で優れていて大切なものかがよく分かった。これからは私生活でも、栄養バランスを意識して食事を摂っていきたい」「普段、毎日学食を作ってくださっている事業部の方と直接お話しする機会がなかったので、今回質問できて嬉しかった。気になっていたことも聞くことができ、自分の栄養の勉強にもとても参考になった」といった感想が聞かれました。

食を学んだ後に、実際に食べて体験することで、理解がより深まる貴重な時間となりました。