中村学園大学・中村学園大学短期大学部

令和7年度「大学生アグリスクール 」第3講が行われました

2025年8月2日

令和7年7月12日(土)、本学と連携協定を締結しているJA福岡市とJA福岡中央会の共同により「大学生アグリスクール」第3講が開催され、 今回は大学・短期大学部あわせて33名の学生が出席しました。 このアグリスクールは、若者の農業離れや関心が薄れてきているという課題を解決するための取り組みの一環として、農業体験や加工体験等、一連の生産工程等の体験を通じて農業者等と共感することで、学生が自ら生きる力を養うとともに、地元の食べものや農業の理解を深めることを目的として行われています。

 

[第3講の学生レポート]
【農作業:とうもろこしの収穫】

とうもろこしの収穫体験ではとうもろこし1本に対して3つの実がつくこと、そして1番上の実が1番甘いということを初めて知りました。また、とうもろこしの粒がつまっているか判断するのは難しかったのですが、実際に触って確かめてみると一番上の雌穂と下のほうの雌穂でつまり具合に差があって興味深かったです。収穫にはもっと力がいるものだと思っていましたが、意外にも簡単にもぎることができ驚きました。

収穫したてのとうもろこしをその場で食べさせていただきましたが瑞々しく、想像以上に甘くてとても美味しかったです。生のまま畑で食べるというめったにできない貴重な忘れられない体験になりました。

【味噌づくり】

味噌づくりでは、大豆をジップロックに入れて手でつぶし、それを麹と混ぜ、容器に投げつけ空気を抜くという工程を体験しました。

発酵過程でのカビの発生を防ぐために、容器に入れる際に強く叩きつける、表面に塩を振る、周りについた味噌は拭き取る、蓋をした後に新聞紙を被せる、などの工程が大切であると学びました。防腐のために加える塩の量が、雪塩と表現されるくらい少なく、とても驚きました。 日常的に使用している味噌の背景にある工程や工夫を学ぶことができとても貴重な経験になりました。

また、味噌づくりの過程で出る、大豆の煮汁も捨てるのではなく他の料理に利用することで無駄がほぼ出ないような工夫ができることも学びました。

味噌は、熟成期間が3〜4ヶ月ほど必要のようで、出来上がりが待ち遠しいですが、自分たちが作った味噌で調理するのが楽しみです。

レポート

栄養科学部栄養科学科 中田紅里・吉崎由里子

食物栄養学科     朝枝佳乃