中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「国内フードビジネス研修Ⅱ」宮島醤油様を訪問しました(1)

2025年9月16日

「国内フードビジネス研修Ⅱ」は、食の生産から消費までの流れを現場で学ぶ演習科目です。工場見学や担当者様から直接レクチャーをいただくことで、衛生管理や品質管理、設備のしくみなどの理解を深めます。

以下は、宮島醤油様を訪問した学生のレポートです。

宮島醤油さんを訪問し、工場見学をさせていただきました。

宮島醤油は日本の伝統的な調味料である「みそ」や「しょうゆ」をはじめ、「ソース」や「カレー」、「焼肉のたれ」など多彩な製品を製造・販売しています。どの商品も「安心・楽しみ・健康を届ける」という理念のもとでつくられていることを知り、普段口にしている調味料に込められた思いを改めて感じました。

見学ではまず研究開発室を拝見しました。ここでは実際に調理を行いながら新商品の開発や改良が行われており、味づくりの基盤となる大切な役割を担っていることが分かりました。また、品質管理の現場も見ることができ、安全で安定した製品を消費者に届けるための厳しいチェック体制が整っている様子に大変感心しました。

さらに工場内では、無菌充填機やレトルト釜、自動倉庫といった最新の設備を見ることができました。特にスーパーでもよく目にする「うどんスープ」を実際に製造している様子を伺えたことは印象的でした。製品が消費者の手元に届くまでに、こうした高度な設備と多くの人の努力が支えていることを実感しました。また、栃木の宇都宮にも工場があり、そこではレトルト食品を中心に生産が行われているそうです。また、OEM商品による利益が高いという説明からも、宮島醤油の幅広い事業展開を知ることができました。

今回の見学を通して、調味料や食品が「当たり前のように並んでいる」裏側には、研究や技術、品質へのこだわりがあることを学びました。今後は日常の食事で宮島醤油の商品を見かけたとき、その背景にある努力や工夫に思いを馳せながら味わいたいと思います。

フード・マネジメント学科2年 井野 武蔵