「Aloha Monarch ハワイまつり」でクッキー&パウンドケーキを製造・販売しました
9月20日(土)と21日の2日間、「Aloha Monarch ハワイまつり」(八女市 ダニエルイノウエミュージアム)にて、フード・マネジメント学科(松隈ゼミ、水元ゼミ)と短期大学部食物栄養学科(森脇ゼミ、宮原ゼミ)が共同出店し、ハワイで人気のスイーツをベースにしたホノルル風クッキーとこめぬかパウンドケーキを販売しました。
このイベントは福岡県とハワイ州の文化交流を深める目的で開催されており、今回は3回目の出店となり、八女市で開催のハワイ祭りとしては本学初の参加でした。フード・マネジメント学科28名、食物栄養学科25名、製造と販売を合わせて計53名の学生が参加し、2日間でクッキーとパウンドケーキ、それぞれ240個が完売となりました。
ハワイで「おもてなし」のシンボルとされるパイナップルを型取ったクッキーは、これまでのハワイ祭りで販売してきたものをベースに新商品を開発しました。今回のクッキーに使用したいちごは、食物栄養学科が兼ねてよりつながりのあったTGファーム久留米農園から規格外で廃棄される前のいちごを無料でお譲りいただき、ピューレ状に加工したものを使用しています。SDGsで目指す「食品ロス削減」の視点も有し、延いては環境配慮につながるエシカルな付加価値をこれまでのクッキーに付けることができました。
米ぬかパウンドケーキに使用した米ぬかは、無洗米を加工する際に取り除かれた肌ヌカ(コメの研ぎ汁の元)で、ビタミンB群、鉄、食物繊維などを豊富に含んでいます。一般的には、米油の原料や農作物の肥料、動物の飼料として利用されています。食物栄養学科では、九州大学農学部が育てた「元気つくし」を「金芽米」(無洗米)として加工してもらい、実習や学生食堂で使用しています。その際に精製される栄養素豊富な肌ヌカを食用として使用できないか、ということで米ぬかケーキが誕生しました。
フード・マネジメントの学生は製造・販売で力を発揮してくれました。授業で学習したHACCP衛生管理手法に則っての菓子製造を体験し、販売では授業で学んだ小麦アレルギーやグルテンフリーについての説明を販売ブースで展開することができました。また、フード・マネジメント学科卒業生で、卒業と同時に起業して現在菓子製造販売を行っている先輩の参加もあり、販売時のコミュニケーションを通して多くのことを学べた2日間となりました。
来年もまた楽しみにしているとの声を多くいただき、また、いちごペーストを使ったクッキーのほか2種類を組み合わせた3種クッキー1袋での販売は、好みのクッキーが選べるかたちだともっと嬉しい、といった声もあり、購入者みなさまの声を反映した販売方法も検討して今後もこの活動を継続していく予定です。