津田ゼミ:バリアフリー研修で櫛田神社へ
2025年11月14日
2025年11月13日、津田ゼミの学生が「バリアフリー研修」を実施し、福岡市の櫛田神社を訪れました。本研修は、合同会社みずトランスコーポレーション(水谷みずほ代表)およびバリアフリー講師の花野博昭氏のご協力のもと行われ、車いす利用者の視点を実体験することを目的とした実地研修です。
当日は、中村学園大学から地下鉄七隈線を利用して別府駅から櫛田神社へ移動し、車いすの介助体験や、神社境内におけるバリアフリー環境の確認などを行いました。学生たちは、普段気づかない段差・視認性・動線の課題に向き合いながら、利用者に寄り添った視点をどのように将来のキャリアに活かすかについて考える貴重な機会となりました。
研修後半は博多駅構内にて、公共交通機関におけるバリアフリー設備を確認し、より実践的な学びを深めました。津田ゼミでは、今後も地域社会と連携し、多様性・インクルージョンを重視した学びを広げていきます。
学生の声 玉城 美結さん
大学から地下鉄を利用して櫛田神社や博多駅へ行き、実際に車椅子を体験しました。車椅子に乗るのも、押すのも、誘導するのも初めてで、車椅子利用者の視点で道を選んだり、エレベーターを探したりする難しさを実感しました。普段歩いているときには何も感じないような、ちょっとした段差やじゃり道でも、車椅子に乗るとその振動や傾きが意外なほど伝わってきて大変だということがわかりました。移動には通常より約1.5倍の時間がかかり、少しの環境の違いが大きな負担になることも学びました。今回の体験を通して、福岡のバリアフリーは東京に比べるとまだ整備が不十分な面があることを感じ、誰もが安心して移動できる環境づくりの大切さを改めて考えるきっかけになりました。
