中村学園大学・中村学園大学短期大学部

唐津の道の駅で「唐津Qサババーガー」を販売しました

2025年12月4日

眞次ゼミ活動の一環として、唐津市にある道の駅「桃山天下市」の29周年祭において、地元の名物である唐津Qサバを使用した「唐津Qサババーガー」の販売に携わりました。今回の企画は、唐津バーガーさんとのコラボレーションによって実現したもので、地元食材を活かした地域活性化と、ゼミでの実践的な学びを同時に体験できる貴重な機会となりました。

私たちは2日間で300食を販売することを目標に設定し、準備から販売までのほとんどを自分たちの手で行いました。バンズやQサバ、秘伝のタレは、玄海漁協さんやからつバーガーさんからご提供していただきましたが、それ以外のレタスやチーズ、タルタルソースの材料などは、ゼミ生6人と先生が出資金を出し合って購入しました。また、バーガーの中身や味付けについても、玉ねぎを混ぜたソースやタルタルの量などを、自分たちで話し合いながら丁寧に決めていきました。

私はフライヤーのレンタル担当となり、これまで触れたことのなかった業者探しや手配に取り組みました。初めてのことで不安も大きかったですが、調べながらなんとか手続きを済ませ、必要な機材を揃えることができました。この経験は、未知の作業でも主体的に動けば形にできるという自信につながりました。

販売日前日には、150匹分のサバの骨抜きや味付け、衣付け、また大量の卵を使ったタルタル作りなど、大量調理の仕込みを全員で行いました。想像以上の作業量で大変ではありましたが、仲間と協力しながら作り上げることができました。
当日は、Qサバが近年の高温などの影響で不漁が続いており、今後2年間は食べられない見込みであることも来場者に伝えながら販売を行いました。イベントには他の出店者も多く、人がどれほど来るのか、そもそも300食も売れるのかという不安もありました。しかし呼び込みや商品の魅力をしっかり伝えることを全員で工夫した結果、2日間とも無事に完売し、目標の300食を達成することができました。ゼミ生全員で一から作り上げたからこそ、達成したときの喜びは非常に大きかったです。

今回の経験を通して、企画立案から準備、実際の販売までを一貫して行う難しさとやりがいを強く感じました。また、どのようにしたらお客様に手に取ってもらえるのかを自分たちで考え、実行するプロセスは、今後社会に出てマーケティングや企画に携わる際にも必ず活きると感じています。さらに、知らないことにも主体的に挑戦する姿勢や、チームで協力して成し遂げる力の重要性を改めて学ぶことができました。
この取り組みは、単なる販売実習ではなく、自ら動き、考え、協力しながら形にしていく実体験を得たことで、私自身の成長につながる大きな経験となりました。

フード・マネジメント学科3年 木塚 晴也

 
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