中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • おもてなしのプロとして
    ニューノーマル時代へ

    ホテルニューオータニ博多
    岡藤 隆司さん
    2001年
    家政学部 児童学科 児童教育学専攻 卒業

教員の道ではなく気づけばホテルマンに

父が小学校の教員だった影響もあり、自分自身も教育の道に進もうと児童学科に入学しました。教育実習にも行ったのですが、当時は教員の採用が少なくて…。最終的には一般企業に就職しました。その企業がホテル事業にも携わっていて、たまたまそちらに所属することになったことが、私のホテルマン人生のはじまりです。きっとこの仕事に縁があったのですね。転職先にもホテルを選び、現在はホテルニューオータニ博多で宴会などの営業を担当しています。現在は新型コロナウイルス感染症の影響で状況がすっかり変わってしまいましたが、通常は学会などで海外からのお客さまも多く、そうした方々のおもてなしに携われることが大きなやりがいです。高校時代に交換留学で海外に行った経験があり、そのときの学びが活かされていることをいつも実感しています。同級生は教員になっている人が多いので、先生方の慰労会で利用してくれるなど、今でもつながっていてありがたく思います。

ハル先生の言葉を胸にできることをコツコツと

コロナ禍でホテルの運営はとても厳しくなっています。宿泊のお客さまも減りましたが、宴会も密になってしまうため激減している状態です。以前のようにお客さまに来ていただきたい…と考えながらも先は見えていませんが、お料理を一人ひとりプレートに分けてお出しするといったニューノーマルスタイルをご提案するなど、できることからやっていきたいと考えています。そうした中で励みになっているのが、中村ハル先生の「努力の上に花が咲く」という言葉。「一つひとつ積み重ねながら地道にやることが一番。できることをがんばろう」と前を向くことができます。これからもこの言葉を胸にコツコツと歩んでいきたいです。皆さんもいっしょにがんばりましょう!

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)