中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 家庭科のおもしろさを
    子どもたちへ

    非常勤講師/ショップ管理
    江﨑 理絵さん
    2002年
    家政学部 食物栄養学科 食物栄養学専攻 卒業

家庭科教員をしながら夫婦でショップを経営

家庭科の教員になるのが夢で、大学では教職関係のゼミに所属していました。家庭科は採用が少なく希望していた公立高校は断念したのですが、ご縁をいただいて私立の中高一貫校に。10年間働いた後、子どもがほしいと思って一旦退職し、非常勤講師をしながら子ども服づくりに目覚めたことが、ショップを経営するきっかけになりました。自分の作品だけでなく、手づくりをしている知人にも声をかけ作品を集めているので、店内はたくさんの商品でとてもにぎやか。自分の趣味で子ども服も仕入れ、いっしょに販売しています。
こうして手づくりのものを販売する仕事を楽しんでいますが、もともとは食べることが大好きで家庭科の学びの中でも専門は「食」。以前勤めていた学校では食育コースを担当していたので、中村で学んだことを存分に活かすことができたと思います。

「子どもの教育」に一生携わっていきたい

主要な5教科というのはもちろん大切だと思いますが、家庭科は生きていくためにとても重要な教科。それを子どもたちに伝えて、「おもしろいな」とか「好きだな」とか興味を持ってもらうことが私の役割だと思っています。料理をする楽しみや裁縫でひとつの作品が仕上がっていく楽しみを知ってもらうことは、家庭科の教員としての醍醐味。一度現場を離れましたが、子どもが小学生になったのを機にまた非常勤で働くようになり、「子どもの教育」への興味がより強くなっています。教員の仕事にずっと関わっていけたらと考えているので、小学校教員にも興味があり勉強中です。
ショップには毎日いろいろなお客さまがいらっしゃいますが、お子さんのいるお母さんからはいろいろな悩み相談を受けることも。ここでも教員の経験が活きているなと感じており楽しんでいます。

(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)