中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 美味しさ、想いを、
    デザインにのせて。

    一番食品株式会社 営業本部 管理課 営業企画
    上田 貴之さん
    2021年
    栄養科学部フード・マネジメント学科 卒業

いかに手にとってもらうか。味をイメージし、想いを込めて。

弊社では、外食産業からコンビニまで、お得意先様のご要望に応じたオリジナルの調味料やスープ、レトルト食品などの商品開発を手掛けています。新商品開発は年間約800件におよび年間約4000品目を国内外に向けて製造販売しています。私は現在、営業企画に在籍し、商品のパッケージ制作を担当しています。心がけているのは商品をいかにお客様の手にとってもらうかであり、味に込めた想いをパッケージに最大限表現するために、時代のニーズとターゲットを考慮しながらデザインに携わっています。今回、中村学園大学の卒業記念として開発したレトルトカレーでは、大学側の学生に向けた想いをヒアリングし、研究開発部や製造部とも協議を重ねながら、母校の卒業生への想いをのせて、パッケージを一からつくりあげました。入社一年目から挑戦をさせてもらい、成長を実感できる良い経験になりました。

疑問を常に追求する姿勢が自分を成長させるはず。

大学時代に学んだ食品表示やマーケティングの知識が、パッケージデザインの仕事に活きています。入社後もその必要性を感じたため実務を通してさらに勉強を重ね、中級食品表示診断士の資格を取得しました。これからの目標としては、食分野はもちろん、色彩やキャッチコピー、デザイン、売り方に特化したスキルを身につけ、商品を通じて日本の食文化を世界に向け発信していきたいと思います。自分を成長させるためには、何事にも疑問を持つだけでなく、その答えを自分で考え、いろいろな人にアドバイスをもらうなど、常に追求する姿勢が将来の力になると信じています。学生の皆さんもぜひそういう姿勢で頑張って夢を実現して欲しいですね。