中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 食で予防し、
    食で支える。

    九州中央病院 栄養管理室 管理栄養士
    村川 晃基さん
    2018年
    栄養科学部栄養科学科 卒業

「食べたもので体はできている」
病気の予防に貢献できる仕事へ。

私は、病院の食事の中でも主に、患者さんが食べられる形態や必要な栄養量などに変える調理を行っています。同じ主菜でも様々な種類があり、「刻む」「ミキサーにかける」「とろみをつける」など、患者さんごとに適切な食事を作っています。元々、食を科学的に学びたいと考え中村学園大学に進学。大学では特に予防医学に興味を持ち、臨床栄養系の授業では病態と栄養価の学びや、病態にあった食事をつくる実習など実践的な学びができました。「食べたもので体はできている」と学んだことがきっかけで、食のサポートで病気の予防に貢献できるこの仕事に魅力を感じました。

「何がおいしいか、おいしくないか」
舌を養いながら学んだ大学時代。

普段の仕事では患者さんに会う機会が少なく、カルテや書類と向き合う時間が長いのですが、どんなに忙しくても自分の仕事が「患者さんが食べるもの」という意識をしっかり持ち続けることを心がけています。この分野では、何がおいしくて、何がおいしくないのかを知っておくことが非常に大切ですし、いろんなものを食べて舌を養っておかないといけません。大学時代は、味にこだわりのあるお店を探して自分なりに訓練していました。これからも、食事を通して患者さんをサポートしていきたいと思っています。また、より良い職場になるように自分から引っ張っていける存在を目指して頑張ります。