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転職や起業など
さまざまな経験を経て
より自分らしく-
株式会社 コネット 代表取締役
木下 ゆかりさん -
1991年
家政学部食物栄養学科管理栄養士専攻 (現:栄養科学部 栄養科学科) 卒業
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株式会社 コネット 代表取締役
食の仕事だけでなく介護の現場にも
「食の仕事に就きたい」と中村に入学し、卒業後は管理栄養士として病院に勤務しました。その後、病院だけでなく外食産業で働いたり、食育に興味を持って小中学校の学校栄養職員として働いたり…と、食に関するさまざまな仕事を経験してきましたが、縁あって介護の現場に転職することに。それからは介護関連の資格も取得し、しばらくの間介護に携わっていたんです。介護にも興味があったし、親を介護するようになれば役に立つなという考えもあったので、介護職の経験を積んでいきました。
そのころから起業家セミナーや異業種交流会などにも足を運ぶようになり、「いつかは起業したい」という思いを抱くようになったんです。そうしたときに「厨房のマネジメントを手伝ってほしい」と声を掛けられたことがきっかけで独立し、介護施設給食アドバイザーとして経費の見直しや運営サポート、調理師さんの指導などを行うようになりました。

経験を活かして起業
さらに新しい挑戦も
大学時代は比較的大人しい学生だったと思うので、このように活動的になり当時の友人たちには驚かれるかもしれません。もともと奥底に秘めているパワーがあったのだと思うのですが、50歳を過ぎて「自分らしく生きていいんだ」、「ありのまま生きていこう」という思いが強くなったんです。
2018年に独立してから個人事業主として仕事をしていましたが、昨年の春に法人化し、仕事の幅も広がりました。さらに、今年の頭には合同会社ユメエガクを設立し、かつての私のようにフリーランスの管理栄養士として仕事をする人のサポートなどを行う事業も今後は展開していきたいと考えています。もし、困っている方や「私も何かやってみたい」という後輩がいたら、ぜひいっしょに活動してみたいですね。
(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)
