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見過ごされがちな足の大切さを『足育て』で伝えたい
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足育てのすすめ 代表
木村 珠枝さん -
1989年
家政学部 児童学科 児童教育学専攻(現:教育学部 児童幼児教育学科 ) 卒業
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足育てのすすめ 代表
『足育て』の大切さを広めていきたい
15年ほど前、足に激痛の日々が続き、最終的には手術を勧められる…という経験をしました。その状況の中、足の指の大切さを説く『足育』と"出合い"、ケアを続けることで少しずつ回復し、今では手術なしでテニスができるまでになりました。
この経験をきっかけに、理論と実践を踏まえたカリキュラムで『足育て』の活動を始めました。
その中で気づいたのは、かつて足の痛みに悩んでいた私のような人が多いということ。足はからだの骨の1/4が集まっているとても重要な部分なので、そこが整わないと膝や腰にも悪影響が出るんです。足の教育が世界的にも遅れていることを知り、講座では、具体物やスライドを使ってわかりやすくその事実を伝え、からだのトラブルを予防・解決できるように努めています。

自分にしかできないオリジナルの教育
すでにトラブルを抱えている中高年の方はもちろんですが、幼少期から『足育て』を学ぶことはとても意義があり、子どもたちの教育や保護者・学校職員の方への研修依頼も増えてきました。
中村では児童教育学を学び、その経験が現在の講師活動に大変役に立っていると実感しています。「足育てを実践したお陰で、子どもの足が速くなり、学校が楽しくなったと喜んでいる」という声を保護者の方からいただいたときは嬉しかったですね。育児が落ち着いたら小学校で働きたいという思いもありましたが、『足育て』は私にしかできない教育活動だと思い現在に至っています。春には『足育ての森』の絵本が完成予定です。ご家庭での読みきかせ、保・幼・小・子どもの活動サークル等で活用していただけると嬉しく思います。
(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)
