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中学生の頃から目指していた病棟保育士として、
入院中の子どもを支援する吉原由香利さん。
仕事の内容ややりがい、ナカムラへの思いなどを伺いました。-
福岡市立こども病院 病棟保育士
吉原 由香利さん -
2013年
短期大学部 幼児保育学科 卒業
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福岡市立こども病院 病棟保育士
子どもの成長や笑顔が大きなやりがいに
中学生の頃、妹が入院した時に病院の保育士の方に支えられたことがきっかけで同じ職業を目指しました。病棟保育士は保育経験が求められることが多いので、まずは3年間保育園に勤めて子ども達の発達や関わり方を学び、現在の職に就きました。
病棟保育士は入院中の子どもや家族の気持ちに寄り添い、その子らしく生活できるよう適切な遊びを用いながら心理的サポートを行うのが主な仕事です。
昨年、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)という専門職の資格を取得し、検査や手術を受ける子ども達の不安やストレスを軽減し、子ども1人ひとりが主体的に治療に参加できるよう、これから経験する医療内容の説明も行っています。医師や看護師とチームの一員として子ども達を見守りながら、子どもの笑顔や成長の場面に出会う度にこの仕事のやりがいを感じています。
コミュニケーション力が今の仕事に活かされている
ナカムラで学んで良かった点はたくさんありますが、実習への手厚いサポートが本当にありがたかったです。電話や挨拶の仕方などの基本的な社会人スキルから実習日誌の書き方まで細やかに指導してくださったおかげで、実習中は保育スキルの習得に集中できました。
またアットホームなナカムラだからこそ先生や同級生との交流の中で自然とコミュニケーション力が培われ、病院内の様々な職種の人と協働する今の仕事に活かされていると感じます。
現在、核家族や両親共働きなどの社会状況から一人で入院する子どもや付き添い家族への支援など病棟保育士の必要性が高まっています。これから病棟保育士に関する情報を発信しながら、もっと多くの方にこの職業を知ってもらい、そして目指してもらえるよう尽力できればと思っています。