中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • 多彩な遊びの体験で
    子どもの可能性を
    広げていきたい

    M’s ASOBI FACTORY 主宰
    髙濱 正文さん
    家政学部 児童学科 児童学専攻 卒業

17年続けた大学教員を辞め、やりたいことを両立させる

 大学卒業後に保育者となって13年、その後、より多くの子どもたちを幸せにするには優秀な保育者を養成することだと考え大学教員になり17年。そして新たな挑戦が始まりました。令和5年4月、もう一度、多くの子どもたちと遊びたいという思いと、保育者の養成にも関わり続けたいという思いの両方を叶えるため「M’s ASOBI FACTORY」を設立したのです。
 現在、保育現場で子どもたちに音楽や運動などいろんな遊びの機会を提供したり、保育者への各種サポートに取り組んでいます。子どもは様々な遊びを体験するほど、挑戦する力・考える力など、将来を生き抜くために必要な力を付けていくものです。その手助けをしていきたい。とにかく子どもたちが笑顔で楽しんでいる姿を見るのが原動力になっています。

学生時代の経験は宝物。人との絆が人生を豊かに

 中村での4年間はこの上なく濃密で楽しかったです。当時は男子学生が少なかっただけに、男子学生同士の付き合いは密でしたね。ずっと彼らとの友情は続いていて、今回の事業立ち上げの相談にも乗ってもらいました。学園祭の実行委員長を務めたり、人形劇に取り組んだ経験も大きかったです。仲間と共に力を合わせて頑張ることの喜びと尊さを知り、人間的にとても成長できました。
 今、保育者の離職といった問題も聞こえてきますが、いろんな人とのコミュニケーションを大切にすれば解決できることが多い気がしてなりません。後輩には子どもが好きで保育者になったという原点をずっと忘れないでと言いたいです。これからM’s ASOBI FACTORYの活動を広げていく中で、子どもの笑顔は最高なんだ、子どもと関わるのはこんなにやりがいがあるんだということも示せていけたらと思います。

※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供