中村学園大学・中村学園大学短期大学部

  • わが家のキッチンから
    和食を世界へ伝えたい。

    外国人旅行者向け料理教室 主催
    久我 敦子さん
    家政学部児童学科児童学専攻
    (現:教育学部 児童幼児教育学科 ) 卒業

好きなことを生かして
世界とつながっています

卒業後、幼稚園教諭や保育士として約5年間勤務。結婚後は夫の経営する会社の経理の仕事をしています。3人の子どもたちが通っていた学校がニュージーランドの学校と姉妹校だったことで、訪れたニュージーランドの子どもたちのホストファミリーとして受け入れるようになりました。それがとても楽しくて楽しくて、毎年続けていたのです。昔から料理が好きで、大学時代に独学で調理師免許を取得していたこと、幼稚園教諭・保育士として何かを一から教える経験を持っていたこと、ホストファミリーの経験を通して海外の人々との交流に興味を持っていたことがきっかけとなり、自宅のキッチンで海外からの旅行者向け料理教室をはじめることに。インターネットで申し込んでくださった世界中のお客さまと、和食づくりを楽しんでいます。
私の料理教室を訪れるのは、若いカップルやリタイアしたご夫婦、親子やお友だち同士など本当にさまざま。最寄りの駅まで迎えに行った後、いっしょに食材の買い物をすることからはじまり、料理をつくるだけでなく季節それぞれの行事ごとや文化、日本のマナーも学べると喜んでいただいています。おかげさまで世界中に知り合いがたくさん増えました。私が海外旅行をする際には、仲良くなったお客さまを逆に訪ねることもあるんです。そうした人とのつながり、交流ってとても楽しいですよね。

チャレンジすることを
何よりも大切に

海外の方々は私の料理教室に新たな“体験”を求めて訪れてくださっています。日本の若い方々にも、ぜひもっと日本各地や海外に積極的に出かけて多くの事を経験してほしいですね。そして、その土地の食文化も楽しんでほしいと思います。そうすればきっと、ふるさとの良さが再発見できるはずです。大切なのは何にでもチャレンジすること。失敗してもいい。積極的に挑戦すれば、きっと何かが見つかるはず。私の次の目標は、子ども向けの料理教室を開催すること。まだまだいろいろなことにチャレンジしていけたらと思います。
You can do it!!



(※中村学園大学同窓会誌「山河」より素材提供)