中村学園大学・中村学園大学短期大学部

フード・マネジメント学科の学生考案!フードロス削減「おからケーキ」

2023年10月10日

10月6日、フード・マネジメント学科4年生の用松ゼミの研究グループが、卒業研究の一環で、食育館利用の方を対象に「おからケーキ」の提供を行いました。試食した方には、おからや健康についての意識や食品の購買行動についてアンケート調査を実施しており、今後の研究に活かします。

「身体と環境の健康」をテーマにしたこのケーキは、生地は小麦粉、米粉、乳製品、添加物は使わずに生おからのみでできています。豆腐を製造する過程でほとんどが廃棄されてしまうおからを用いることで、フードロス削減にもつながるほか、食物繊維が豊富で、ローカロリーです。油はこめ油、甘さはアガベシロップとココナッツシュガー、塩は天然塩と、素材選びにもこだわっています。

研究グループは6月下旬からこれまでに、実に90回以上の試作を重ねました。学生や教職員による試食とヒアリングを繰り返し、甘さやカロリーを何通りも検討して完成させています。
研究グループの平田 匠さんは「おからケーキのコンセプト設定や販売には、食の環境への負荷を学んだことや、経営者の方に直接話を聞かせていただいたことなど、フード・マネジメント学科での幅広い学びが活かされている」といいます。

試食した学生からは、「思ったよりずっとしっとりして美味しい」「おからのイメージが変わった」という感想があり、大変好評でした。
このおからケーキは11月4日の霜月祭で販売される予定です。

※この取り組みは、SDGs活動奨励金制度にて採択されています。
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