中村学園大学・中村学園大学短期大学部

子どもの育ちをみつめる“保育・教育専門講座”~特別な配慮を必要とする子どもへの支援~

2020年2月19日
令和2年2月8日(土)、本学の6号館発達支援センターにて、「子どもの育ちを見つめる保育・教育専門講座」が開催されました。
今回のテーマは「子どもの思いが広がる制作活動」でした。
 
前半はカワイ絵画造形教室講師で本学非常勤講師の長涼子先生が「造形あそびから育つ子どもの力」をテーマに、
保育園や幼稚園での長年の造形あそび実践のご経験から講義をしてくださいました。
子どもたちが生活の中であれこれ考えたり、工夫したりすることを大切にしていきながら、
「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」を育てることについてお話されました。
ある幼稚園で行われた「サワガニを飼う」という題材の中では、子ども達がサワガニの脚には節があること、目が動くこと、卵をおなかに抱えていること、
脱皮して大きくなることなど、様々なことに気づき、友達同士で表現のアイディアを豊かに提案していったことが示され、
大人は、そのような子ども達のアイディアを形にしていくために少し手伝いをする、といった関わりについてもお話いただきました。
 
後半は、同じく長涼子先生、本学幼児保育学科助手の久松薫先生が、「ダンボールを使った協同あそびのワークショップ」をしてくださいました。
参加者4~5名で1グループとなり、協同で思い浮かぶ世界観の造形あそびを行いました。
参加者の方たちは、グループで協力してひとつの表現をつくりあげたり、各々の表現したいものをあわせたりしながら、
和やかに造形ワークショップに取組み、鑑賞の時間にはそれぞれの表現の素敵なところについて共有しました。