中村学園大学・中村学園大学短期大学部

森山教授の発明「ビタミンA欠乏推定装置、プログラム及び記録媒体」特許登録

2019年9月25日

令和元年8月9日、栄養科学科 森山耕成教授の発明「ビタミンA欠乏推定装置、プログラム及び記録媒体」が特許登録されました。この発明は、ビタミンA濃度実測検査をせずに、血清中のビタミンAの欠乏状態を推定するビタミンA欠乏推定装置等を提供するものです。この装置は、病院や検診におけるルーチン検査項目(一般的に測定される項目)に含まれるナトリウムイオン濃度、塩素イオン濃度、中性脂肪濃度及び総コレステロール濃度の結果をもとに血清ビタミンA濃度の低値を高い感度と特異度で推定するものです。この装置によりビタミンA低値と推定された対象者には、ビタミンAの実測検査が勧められます。この装置により、ビタミンAの実測検査の対象者を絞ることの医療経済効果のみならず、ビタミンA欠乏の見落としの防止効果が期待されます。
森山教授の研究グループは、文部科学省、福岡県、および中村学園大学の支援を受け、複数の病院と協力して、この装置の実用化とAIを活用した栄養障害の診断に向けた研究を進めています。

発明の名称:「ビタミンA欠乏推定装置、プログラム及び記録媒体」(特許番号6566422)
出 願 人:学校法人中村学園 森山耕成
発 明 者:森山耕成、東和也(福間病院長)
※詳細は、特許情報プラットホームhttps://www.j-platpat.inpit.go.jp/にて公開されています。