中村学園大学・中村学園大学短期大学部

流通科学研究所 第13回国際セミナー 開催報告

2018年7月24日

平成30年7月21日(土)、本学にて「流通科学研究所第13回国際セミナー」が開催されました。
今回は、国内外から著名な研究者及び各界の専門の方をお招きして、「食品流通の変化と卸売市場法の改正」を共通テーマに行われました。

日時

平成30年7月21日(土)
セミナー 13:30~16:30 懇親会 セミナー終了後~18:30

共通テーマ

「食品流通の変化と卸売市場法の改正」

講師・
講演のテーマ

農林水産省食品産業局食品流通課 卸売市場室長 武田 裕紀 氏
「日本における食品流通の変化と卸売市場法の課題」

食品流通の取引構造や取引環境、食品流通における課題と方向性などについて講演され、AIや自動搬送などの最新技術を用いつつ、卸売市場が食品流通の核として成長しなければならないと提言されました。

中国 南京農業大学 経済管理学院長 教授 周 応恒 氏
「中国における農産物E-コマースの発展及び卸売市場流通への影響」
中国の卸売市場の現状、中国におけるE-コマースの発展状況を解説され、E-コマース市場と卸売市場流通は互いに競争的な関係になっているが完全に取り換える可能性があり、そのためには両者が発展し中国国民のニーズ変化に対応する必要があると述べられました。

韓国 全北大学校 農科大学 農経済流通学部 教授 宋 春浩 氏
「韓国における農産物流通環境の変化と卸売市場の制度改善論点」

韓国の流通環境の変化による卸売市場の現況、卸売市場施設の現代化事業について解説され、市場卸売人の制度の導入、生産組織の設立と運営、定価・相対取引比率の拡大、上場例外品目の拡大などの現状があると述べられました。

レポート 流通科学部2年 日野都香沙(広報アシスタント)

 
当日は、各界から約200名の方々にご来場いただき、講演に対する活発な質疑応答が行われるなど盛会となりました。ご参加いただきました皆様へお礼を申し上げますとともに、今後とも流通科学研究所へご理解とご高配を賜りますようお願い申し上げます。