中村学園大学・中村学園大学短期大学部

流通科学研究所の特徴

本研究所は次の5つの特徴を持っています。

  1. 本学の強みを生かした「食」の流通が主要テーマとし、その上で、関連する観光ビジネス、電子商取引、国際貿易など、九州の流通特性を生かした分野まで研究対象を拡大しています。
  2. 研究フィールドは、アジアの玄関口である福岡の特性を活かし、中国、韓国、台湾などの東アジアであり、さらにベトナム、カンボジア、インドなど、流通システムの整備が遅れている地域への貢献、またアメリカやフィンランドなど欧米との制度比較研究も実施しています。
  3. 研究の手法としては、建学の精神の「実践の重視」に鑑み、数量化分析を加味して実証する手法です。
  4. 研究成果は、学生の教育に生かし、同時に地域の企業や行政に積極的に提供し、地域経済の活性化に役立てます。
    毎年、国際セミナーなどを開催し、さらに研究所所報を発行します。
  5. 研究組織は、流通科学部の教員に他学部の教員を交え、多面的な視野から研究を遂行しています。

メッセージ

流通科学研究所長
前田 卓雄(流通科学部 教授)

流通科学研究所は、2008年に開設された中村学園大学の付置研究施設です。アジアおよび欧米での調査研究を通じて、流通科学理論とその実証に係る国際研究を推進しており、毎年「国際セミナー」を開催しています。
また、数年ごとに「流通科学研究所報」を刊行しており、研究成果の教育・実践への反映を促し、地域社会に貢献することをその目的・使命としております。
我々は今、グローバル化に伴う国際競争の激化やデジタルトランスフォーメーションの急速な進展など、予測困難な「VUCA」の時代を迎えています。流通科学研究所は、これからも建学の精神や大学の理念・目的に則り、社会の変化や動向に対応した研究を推進してまいります。