本学で「JICA海外協力隊セミナー」が行われました
2023年6月19日
6月14日(水)、「特定非営利活動法人 九州海外協力協会」と本学との共催で「JICA海外協力隊セミナー」が行われました。
初めに、JICA海外協力隊の事業概要について説明がありました。
JICA海外協力隊は、開発途上国や中南米地域の日系人社会からの要請に基づき、青年海外協力隊等として派遣され、現地の人々とともにその国や地域の課題解決に取り組んでいます。
続いて、海外協力隊での活動経験のある、栄養科学部卒業生の井上 希恵さんより、自身の体験談や活動内容が紹介されました。
井上さんは本学卒業後、保育園に管理栄養士として勤務された後、青年海外協力隊の「家政・生活改善」という職種で、ペルー共和国で2年間、活動しました。
ペルー共和国では、「子ども達が給食を食べることで少しでも笑顔になれるため」に、また「子ども達が野菜を食べることに少しでも興味を持ってもらえるよう」に野菜の栽培や給食改善活動、栄養や運動療法の授業、日本語学校での日本料理教室などの活動を協力隊のチームで行い、ペルーの課題改善に努めました。
井上さんは、海外協力隊での活動を通して、「栄養士」という職業の重要性を改めて感じ、更に多くの人々の健康に貢献したいという思いが芽生え、現在も福岡県内で管理栄養士として働いておられるそうです。
海外協力隊という形で国際協力を実践された卒業生のお話は、参加した学生にとって大変参考となり、活発な質疑応答が交わされました。