福岡県とハワイ州の青少年交流事業 ~学生考案オリジナルレシピのコンペティションを開催しました~
7月5日~12日の8日間、「福岡県とハワイ州との食の分野における青少年交流事業」における福岡での交流プログラムが行われました。
このプログラムは、ハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)の学生6名と本学の学生2名を含む福岡の食・調理・栄養学を専攻する大学生6名が混合でチームを組み、滞在期間中に現地調査~オリジナルレシピのコンペティションまで取組み、交流を深めるというものです。
このプログラムの一環として、本学において、「福岡県の食」「和食と栄養」をテーマに、福岡県とハワイ州の大学生に向けた講義及び調理実習、「福岡県の食材」を活かして学生が考えた、オリジナルレシピのコンペティションが開催されました。
7月6日(木)には、栄養科学部 フード・マネジメント学科の松隈 美紀 教授(専門分野:調理学)による博多の伝統料理である「水炊き」の調理実習が行われ、7月7日(金)には、同学科の水元 芳 教授(専門分野:食生活学)による福岡の伝統的な食文化についての講義が行われました。いずれも「食のナカムラ」ならではの講義で、参加した学生からは様々な質問がなされました。
7月11日(火)、オリジナルレシピのコンペティション当日。3チームに分かれて、学生によるレシピのプレゼンテーションと食事のサービングが行われました。
食材には福岡を代表する、はかた地どりや真鯛、博多ぶなしめじや博多万能ねぎ、福岡有明のり、八女茶が使用されました。
3チームとも、これらの食材を活かしながら、この滞在期間での思い出や福岡・博多の伝統を背景に、ハワイ料理との融合した新しいメニュー、食材を捨てることなく使い切るまさにSDGsの発想など、アイディア溢れる料理を完成させました。
コンペティションは、福岡県の渡辺文国際局長、本学の森脇千夏教授、前嶋了二准教授の3名により審査・講評が行われました。どのチームのプレゼンも料理も甲乙つけがたいもので、とても素晴らしいコンペティションとなりました。
学生たちは、6月にKCCで同様のプログラムを終えており、この福岡での交流で、学生同士の相互理解、お互い地域の食文化への理解がさらに深まりました。
参加した学生からは「とても楽しく、貴重な経験となった」「このプログラムが終わっても、お互いの国を訪れてもっと多くのことを知っていきたい」という声が聞かれ、今後の発展が期待されます。