中村学園大学・中村学園大学短期大学部

大阪夕陽丘学園短期大学×中村学園大学短期大学部 地域貢献をテーマにオンラインで交流

2022年1月7日

全国の短期大学の学生が、さまざまな形で地域のために活動をしています。
地域貢献をしている学生たちを結び、他の活動を知り自分たちの活動の参考にし、ヒントやアイデアを出し合い、短大生たちの地域貢献活動を盛り上げようと企画されたのが、今年度初となるオンラインによる、2つの短期大学による交流会です。
大阪夕陽丘学園短期大学・食物栄養学科2年(森ゼミ)18名
中村学園大学短期大学部・キャリア開発学科2年(石橋・岩田ゼミ有志)8名
両校合わせて26名の学生が参加しました。
本オンライン交流会は、大阪夕陽丘学園短期大学ICT教育推進委員会のサポートの下実施されました。

第1回  2021年12月8日(水)
ウォーミングアップとお互いを知る時間として、グループごとに自己紹介、大阪と福岡の文化紹介や方言クイズなどをしました。最初は緊張していた学生たちですが、徐々に打ち解けてきて、プライベートは質問をするなど、話ははずんでいました。
この後は、各短大の代表学生4名がオンラインで話し合いをして、次回の手順や注意事項などを決定しました。
 
第2回  2021年12月15日(水)
まずは「絵しりとり」のアイスブレイクで交流を和んだ後に、各短大が地域貢献活動について発表をしました。
大阪夕陽丘学園短期大学・食物栄養学科からは、授産施設「家内労働センター」での人形劇を用いた食育研修の取り組みについて発表がありました。人形劇、PowerPointでの説明、グループワークのあと、参加者に個々の食生活の目標を書いていただきました。参加者の食への理解を深め、肥満や糖尿病の予防につなげることが目的です。
学生は、研修前に行った食事調査の内容も踏まえ、利用者の方々ひとりひとりに食事のアドバイスをしました。栄養士の卵たちにとっては、この取り組みは学びの実践の場ともなっています。

中村学園大学短期大学部・キャリア開発学科からは、コロナ禍における非接触、非デジタルの取組を企画し、UR団地の住民との文通、年賀状用のはんこを作成しプレゼントをすることで地域住民とゆるやかに交流をするという活動を発表しました。対面せず、またデジタルも使わないアナログを手段とした学生と住民との交流を継続して、コロナ禍での地域の活性化に貢献する活動として発表しました。
「デジタル慣れ」した学生たちにとって、団地住民からの温かい反応は、アナログで新鮮なコミュニケーション方法に感じたようです。
お互いの発表のあとは、質疑応答を行いました。「大変だったことは何ですか」「印象に残っているエピソードを教えてください」といった質問や、「プレゼンの内容が計画の段階から結果まで詳細がまとめられていたのでわかりやすかった」「スライドの作り方が勉強になった」と感想がありました。

キャリア開発学科2年黒岩さんは、「オンラインでの交流を通して、地域貢献のプレゼンを聞くことができて勉強になりました。コロナ禍で学校行事もプライベートもできないことが多かったけれど、こうしてオンラインで大阪の皆さんと交流できたように、工夫すれば、実現できるということを学びました」とコメントしました。

住む地域、専攻分野が異なる短期大学生が「地域のひとを明るくする」「地域のために役に立つ」という地域貢献を共通のテーマに話し合うことは、お互いにとても刺激になったようです。
両短期大学は、今後もこうした短期大学生が「共に学び合う」交流を続け、両校の教育的相乗効果を高め、地域貢献を行っていきます。

▼UR都市機構 ×キャリア開発学科 コロナ禍でも交流は続く ~非接触、非デジタルで工夫~
https://www.nakamura-u.ac.jp/jc_career_topics/23900/