中村学園大学・中村学園大学短期大学部

『「ふるぎの未来」プロジェクト』~非接触・非デジタルの多世代交流

2022年11月18日

キャリア開発学科2年の岩田ゼミ生8名が、UR星の原団地の住民の方を対象に、『「ふるぎの未来」プロジェクト』を実施しました。
このプロジェクトは、星の原団地の住民の方から、不要になった衣類を回収し、学生たちがリメイクやコーディネートをしてお戻しするという企画です。
居住者の高齢化、コロナの収束が見えないなかでの孤立の防止、デジタルにはないアナログの魅力の再発見をしようと「非接触・非デジタルの多世代交流」をテーマに企画されました。
古着を通して、異なる世代が交流します。
 
8月にプロジェクトの内容をご案内したところ、12名の方がご参加いただき、古着をお預かりしました。
それから約3ヶ月間、デザインの検討、裁縫、ラッピング、スライドの作成など、お渡し会の準備を進めてきました。
 
11月17日、星の原団地の集会所で、出来上がったリメイク品のお渡し会が行われました。
まずはリーダーから挨拶とプロジェクトの目的などが説明されました。
お渡しの際は、お1人お1人のお名前を呼び、スライドで「Before➝After」の写真を上映しながら、担当した学生からリメイクした古着が渡されました。
学生と持ち主の方の間に自然と交流の輪が出来、笑顔が広がりました。

ご参加いただいた方からは、
「若い方の斬新なアイデアに驚きました」
「服飾の専門課程ではない学生さんが頑張って作ってくれて嬉しいです」
「待っている間は、どんなものにリメイクされるのか、ドキドキしていました」
「今度古着を整理する際には、学生さんのアイデアを思い出しながら自分でリメイクしてみたい」
などとコメントいただきました。
 
コロナ禍でイベントの開催や集会もなかなか出来なかったそうですが、この日、短い時間でしたが、お渡し会で久しぶりに顔を合わせる方もいたそうです。
学生たちとの交流の時間を喜んでいただきました。
本イベントにご協力いただきました星の原団地の皆様、UR都市機構様、厚く御礼申し上げます。