中村学園大学・中村学園大学短期大学部

キャリア開発学科では、12月16日(火)に「家政経済総合演習A」の授業の一環として、農林水産省九州農政局経営・事業支援部経営支援課より人材確保支援企画官の福田円様、同局女性活躍推進係長の松本亜紀子様をお招きし、特別講義を実施しました。本講義は、キャリアとしての就農、農業関連企業への就職の魅力を学生に伝えるもので、昨年11月に本学と九州農政局が締結した「包括連携協定」に基づいて行われました。

講義では、福田様より福岡県の農業の現状や若手就農支援の取り組みについて具体的な事例を交えながらお話しいただきました。生産物別に異なる農業経営の特徴や、作物ごとに必要となる農地や設備、収益構造の違いなど、農業経営の実際についてご説明いただきました。

また、講義の中では、若者だけでなくセカンドキャリアとして農業に挑戦した人々の動画もご紹介いただきました。学生たちは、異業種からの転身事例に触れ、就農の形態が様々であることを学び、農業を新たなキャリアとして捉える視点を広げることができたようです。

今回の特別講義は、受講した学生にとって、農業という分野を「新しいキャリアの選択肢」として考えるきっかけとなりました。