中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「生活概論」の授業でデイキャンプに行きました

2023年12月14日

12月9日(土)に生活概論の授業で、今宿野外活動センターにデイキャンプに行きました。今宿野外活動センターは、叶岳、高祖山などに囲まれた緑豊かな、自然の美しい施設でした。   
最初にカレーライスを作る中で、飯盒炊爨を体験しました。まず、火を起こすために乾いた落ち葉を集めました。そして、ファイヤースターターを使って、落ち葉での火起こしに挑戦しました。火花が散り、煙の匂いを感じることはできたけれど、乾いているように見える落ち葉でも水分を含んでおり、落ち葉で火を起こすことはできませんでした。

次に、新聞紙で火を起こしてみると、小さな火種から火を起こすことに成功しました。火を起こすには、時間だけでなく体力も必要でした。普段当たり前のように使っている火ですが、当たり前が当たり前でないことに気付き、先人の知恵の素晴らしさを感じました。飯盒炊爨やカレーを煮込む際には、息を吹きかけたり、薪の組み方を工夫したりと火力を調節する必要がありました。時間をかけ、皆で作ったカレーライスはとても美味しく、火起こしを体験しなければ味わうことのできない貴重な時間を過ごすことができました。   

その後、事前に考えていた野外保育として、フィールドビンゴ鬼ごっこを行いました。鬼ごっこをしながら、イチョウや秋になると出てくる鳥などのマスを埋めてビンゴを作っていくというものです。フィールドビンゴでは、目や耳などの五感を使って探すことで、自然の様々な色や音を感じることができます。

活動を通して子どもが自然に触れ、興味・関心を持つことができると考え、野外保育として取り組みました。短大生である私たちも全力で走り回って楽しむことができ、保育現場で働き出した際に子どもたちと一緒に行いたいと感じました。   
デイキャンプを通して、日々の生活が当たり前でないことを学び、保育現場で子どもと一緒に体験することで伝えていきたいと感じました。また、自然の中での遊びで子どもが必要な力を身に付けられるよう、活動を考えていきたいと感じました。

幼児保育学科2年 進 奈々美