中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「公衆栄養学概論」での取り組み:食と健康に関する講演会・学会に参加!

2023年1月17日

食物栄養学科の「公衆栄養学概論」の授業では、公衆栄養学の概念を理解し、日本の健康問題や栄養問題を解決するためのマネジメントについて、どのような施策が展開されているのか具体的な事例について学びます。
この授業の一環として、学生は食と健康に関する講演会等に参加しています。
2022年11月、35名の学生が福岡県の招待を受けて「アジア獣医師会連合大会」に参加しました。
最終課題として提出された学生の感想を一部ご紹介します。

「アジア獣医師会連合大会に参加してみて」  食物栄養学科2年 福村 藍子

2022年11月12日、私はアジア獣医師会連合大会に参加してきました。私が実際に参加したのは、シンポジウム「わが国における豚熱の最新知見とワクチンによる防疫戦略」と企業展示、農林水産まつりの3つでした。
今回参加したこの学会は、普段私が大学で学んでいる内容とはまったく異なる分野で、聞いていて難しいと思うことも多々ありました。しかし、シンポジウム等、食物栄養学科の授業で学んだ討議法について実際に見ることができ、1つのテーマについて違った視点からの意見発表がどのように行われるのかを知れたので良い機会になりました。企業展示や農林水産まつりにおいても、企業や生産者のこだわりや企業努力、研究意欲の伝わってくるもので、楽しみながら、普段とは違う内容を勉強することができました。

また、今回学会に参加してみて、獣医師会における公衆衛生を学び、話の内容は違っていても、食物栄養学科で学んだ公衆衛生や公衆栄養に通じるものがあることを知りました。獣医師会においても食物栄養学科においても、個人だけでなく、地域等大きな括りでの連携が大切であると再認識でき、充実した時間を過ごすことができました。
アジア獣医師会連合大会という、普段学んでいる内容とは大きく異なる学会でしたが、普段はなかなか学ぶことのできない内容で、公衆衛生についての概念、1つの研究テーマを追求する姿勢、ひたむきな企業努力等、今の自分がもっと磨いていくべきものをたくさん感じることができ、忘れられない経験となりました。この経験をこれからの生活に活かしていこうと思います。