学生が運営する4号館食堂にJA福岡市農産物直売所「博多じょうもんさん」市場の野菜を提供いただきました!
5月25日、学生が運営する4号館食堂で、JA福岡市より提供いただいた「博多じょうもんさん」の野菜の無料配布を行いました。
「博多じょうもんさん」は、地産地消や、食における「安全」と「安心」への関心が高まり、 食品における残留農薬や添加物の基準があらたに設定される中、「1.農薬安全使用基準や法令を守る。」「2.環境に充分な配慮をして生産を行う。」「3.栽培した生産者がわかる様にする。」「4.JA福岡市として販売を行う。」これらを遵守し生産された農産物を「博多じょうもんさん」ブランドとして地域の皆様にお届けしています。
さらに「博多じょうもんさん」では、「採れたての新鮮な旬野菜」をコンセプトに出荷から3日を販売期限とした独自のルールを設定しています。このルールにより3日の期限を過ぎた新鮮野菜は、出荷元の引き取り商品となります。
JA福岡市よりご提供いただいている今回の野菜は、「博多じょうもんさん」では販売期限を過ぎた野菜ではありますが、一般的にはまだまだ新鮮な野菜です。
4号館食堂で昼食をとった学生は、キャベツ、じゃがいも、新タマネギ、キクラゲ、にんにくなど、包装に生産者の氏名が書かれた、「生産者が明らかな」野菜を手に取っていました。食物栄養学科では生産者の名前のほかに、それぞれの野菜の栄養価や調理方法を紹介するメモを貼付しました。
学生は、「一人暮らしで、普段自炊しているのでありがたい」「継続してもらえると嬉しい」「野菜を食べる量が増える」「いろいろな野菜を紹介してほしい」と話していました。
「博多じょうもんさん」の野菜提供のご協力は、今後も継続し、一部の野菜は4号館食堂のメニューに使用されます。学食提供に余裕が生まれれば、「SDGsカレー」として別メニューをご提供できればと計画しています。
栄養士を目指す食物栄養学科の学生にとって、「地産地消」や「フードロス削減」は常に意識しているテーマですが、こうした取り組みを通して、他学科の学生にも食の課題について考えるきっかけになればと思います。
4号館食堂は、食物栄養学科の学生の調理技術の向上のほか、学園全体の「食育」の場所になりつつあります。