「応用調理学実習Ⅱ」創作料理の実技試験~創作サンドイッチと冬のスープ~
12月22日(金)、食物栄養学科の「応用栄養学調理Ⅱ」にて、創作料理の実技試験が実施されました。
学生は「創作サンドイッチと冬のスープ」をテーマに各自レシピを完成させ、試作を重ねてきました。食材のほか、テーブルの装飾品等も準備をしています。
実技では、冬が旬の食材や、体を温める効果のある食材を使ったり、テーブルコーディネートにクリスマスなど冬のイベントのモチーフを取り入れたりするなど、各自「冬」を楽しみながら仕上げている様子でした。いずれも創意工夫がされており、美しい料理が並びます。パンを焼いてきた学生もいるほどの力作ぞろいでした。
調理のあとは、一人ずつ宮原先生との対話を通して、良かった点や改善点についてフィードバックを受けます。
レシピの完成度、サンドイッチとスープとのバランス、盛り付け、味付けのほか、意外な素材の組み合わせなどの“創作性”の観点から、自身のレシピや調理技術を振り返りました。
「将来、役に立つことを身につけたくて、食物栄養学科を選んだ」という学生は、冬が旬のレンコンをサンドイッチの具材に使いました。レンコンの輪切りを雪の結晶に見立てた飾り切りをしています。にんじんとさつまいものポタージュでは、「さつまいもが入っていることがわかるように、さつまいものチップスをスープに浮かべた」と、こだわりのポイントを話してくれました。高校時代は全く調理経験がなく、食物栄養学科の授業で学び、創作料理を考え、調理できるまでになったそうです。
実技試験の最後に、宮原先生は「皆さんの成長が感じられた」と総評を述べられました。「創作料理では、献立の再現力だけでなく、柔軟な発想力が求められる。今後も美しい絵画や自然など、積極的に本物に触れて感性を磨いてほしい」と言葉を送りました。