中村学園大学・中村学園大学短期大学部

仁後ゼミ「柳川の食材を活かした新たな食開発」~柳川産シバエビの新たな利用方法~

2024年5月7日

食物栄養学科 仁後ゼミでは、学びの専門性を活かして地域に貢献することを目的として、福岡県柳川市の食材を使った新しいレシピ開発に継続的に取り組んでいます。
柳川市を含む福岡県の有明海沿岸では、年間でシバエビの漁獲量が約50トンあり、一般にも流通していますが、調理法のバリエーションが乏しいのが現状です。仁後ゼミでは、柳川産シバエビの消費拡大を目指して「シバエビのアメリケーヌソース」を作り、このソースをベースに多様なレシピ開発を進めています。アメリケーヌソースは、エビの頭と殻を使ったフレンチのソースの一種で、エビの素材を最大限いかした濃厚な旨味が特徴です。

4月20日(土)、仁後ゼミは柳川むつごろうランド内「やながわ食の学校」を訪問し、柳川市水産振興課、柳川市観光課、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、柳川むつごろう会の皆様に、「柳川産シバエビのクリームパスタ」、「柳川産シバエビの冷製プディング」を試食していただきました。また柳川市観光課からのご依頼で、「柳川産あまおうのちまき」の試作品も食べていただきました。
意見交換の場では「エビの風味がしっかり効いている」「シバエビの頭と殻だけでも十分おいしいソースが出来ることに驚いた」とコメントいただきました。

今後は、さらに試作に取り組み、6月に中間報告会、9月には成果報告会を柳川市にて開催する予定です。

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