中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「食物栄養学科特別講演会」を開催しました

2024年6月6日

6月1日、「食物栄養学科特別講演会」を開催しました。
この講演会では、食の専門性を活かして活躍する卒業生のお話をうかがい、学生たちの職業観を醸成することを目的としています。

今回講師としてお招きしたのは、吉村 俊亮様(2011年栄養科学部栄養科学科卒業)です。吉村様はご卒業後、「AND-U」(福岡市中央区)を起業され、アスリートの食事、栄養、トレーニングのサポートを行っています。
起業した当時は、社会のスポーツ栄養に対する認知度が低かったそうですが、現在は、活動の拠点を福岡、東京、大阪、アメリカ、イギリス、チェコに置き、国内外のオリンピック代表選手、プロ・アマチュアアスリート、部活動に励む高校生へのサポートも行っています。また吉村様ご自身は、教育現場で講師としてもご活躍されています。

在学中のフィットネスクラブでのアルバイトをきっかけにスポーツ業界に興味をもった吉村様は、在学中から資格取得に励み、卒業後はスポーツ栄養士として活躍する道をご自身で切り拓いてこられました。
夢に向かってがむしゃらに取り組むなかでの人との出会い、気づきなどを具体的なエピソードを交えてお話いただきました。吉村様の「トレーナーと管理栄養士、といった自分の強みを2つ以上組み合わせると、自分だけの強みになる」という言葉は、栄養士を目指す学生にとって、大きなヒントになったようです。学生たちは熱心にメモをとっていました。
また、「スポーツ栄養士の仕事は、人の『人生』を変えることができる仕事。世界のアスリートの成長に貢献し、スポーツの熱い感動を共有することができる」と、ご自身の仕事の魅力を伝えてくださいました。

聴講した学生は、「吉村先生の今のご活躍の理由は、食やトレーニングの専門性だけではなく、人と真摯に向き合う姿勢にあると感じた。これから経験を積んで、人間性を磨いていきたい」と話してくれました。
吉村様のお話に学生たちは大きな刺激を受け、自分の成長や将来の仕事について考える機会となりました。