学園農園で夏野菜の収穫をしました
2024年7月4日
食物栄養学科の科目「食物総合演習」では、栄養士を目指す学生が様々な体験型学習を通して、確かな実践力を身につけることを目的としています。コンポストバッグを利用した「食の循環型学習」もそのひとつで、食堂から出た生ごみを堆肥化し、その堆肥を学内農園での野菜の栽培に活用しています。今月、プチトマトやピーマン、ナス、大葉、ゴーヤ、キュウリなど立派に育った夏野菜を収穫することができました。自分たちで育てた野菜の収穫の喜びはひとしおです。
学生たちは、コンポストバッグでの堆肥づくりは、特定非営利活動法人 循環生活研究所の木村様にノウハウを学び、栄養豊富な堆肥の完成と活用を目指しています。
野菜の栽培については、幼児保育学科の松尾 智則先生にご指導いただき、土の畝づくり、除草、苗植えを行いました。栽培の過程では、不要な芽を除去する“芽かき”という作業や、野菜の病気を防ぐために収穫する実より下にある葉をとる“下葉取り”などの手入れも行っています。
こうした一連の野菜の栽培に関わる作業の前に、木村様、松尾先生による事前学習に取り組むことで、農園での作業に意味を見出すことができます。収穫の際も学生が意欲的に取り組んでいるのが印象的でした。
また、学生たちはこれまでの経験を活かして、水やりを行いやすくするために水栓を追加し、余分な雑草の増殖や害虫対策のために除草シートを農園全体に敷くなど、作業の効率化も考えています。
収穫した夏野菜は、食物栄養学科の調理実習や学生が運営する4号館食堂で調理するなど、この農園での体験は、他のカリキュラムの学びにつながっています。今後も四季に応じた野菜の栽培・収穫を行う予定です。