第45回公開講座B『楽しい人生をおくるために』
平成30年11月10日(土)1号館10階大講義室にて公開講座Bコースが開催されました。
公開講座は、本学各学部教員による専門領域における斬新で興味深い演題など検討を重ね、生活に身近なテーマを取り上げ毎年開催しています。第45回目を迎える今年度は「楽しい人生をおくるために~明治維新から150年 故(ふる)きを温(たず)ね新しきを知る~」をメインテーマに講座が開催されています。最初に松隈美紀公開講座委員長の挨拶から始まりました。
第1部では、栄養科学部フード・マネジメント学科 手嶋康則准教授による「フードサービス産業の変遷」が開講されました。明治維新から平成までの食文化について日本人の150年に及ぶ食のトレンドを軸に時代の流れに沿って、クイズ形式で会場を巻き込みながら講義が進んでいきました。その中で肉に着目した内容では、福沢諭吉がカレーを広めた理由や、すき焼きの肉が薄い理由についてなど身近なテーマをより分かりやすく説明されました。ほかにも現代のインスタ映えメニューについて情報消費を例に肉食とSNSの相性の良さやクリーンミート(人工培養肉)の将来性についても述べられました。
第2部では、短期大学部幼児保育学科 宮坂 明教授による「秋らしい合唱曲をうたいましょう」が開講されました。西洋と日本の合唱曲の違いについて述べられ、その内容として西洋は石造りの教会など天井が高く広い場所で歌うため高音がきれいに響く曲が多く、日本は木造で狭い場所で歌うので高音が響かず歌詞を楽しむような曲の作りになっていると説明されました。座学を終えると、ソプラノ、アルト、バスの3パートに分かれ練習を行い、最後には「木の実」を受講者全員で合唱し、楽しめる参加型の講座となりました。短い時間の中、それぞれのパートごとの練習の甲斐があり、見事に綺麗な歌声を響かせることができました。受講者からは大きな拍手が起き、盛況のもとに講義が終了しました。

栄養科学部 フード・マネジメント学科
手嶋 康則 准教授

短期大学部 幼児保育学科
宮坂 明 教授

会場の様子