中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「ナカムラ食育フードサイクリング」始動!~コンポスト講座を開催しました

2021年10月21日

   2021年10月20日、NPO法人循環生活研究所の理事 木村真知子さんを講師にお招きし、「はじめてのコンポスト講座」を、本学内にて開催いたしました。
本学の学生、教職員が参加しました。
 
講義では、まず、木村さんが取り組まれている「LOCAL FOOD CYCLING」活動について紹介がありました。
この活動のテーマは『土の改善と日々の暮らしを繋げて安全な野菜をつくる』ことです。食事からでる生ごみを独自のコンポストを使用して堆肥にし、おいしい野菜をつくる良質な土へと循環させる活動です。
木村さんは、半径2キロ圏内を「物事を自分ごとにとらえることができる範囲」と位置づけ、「半径2キロ圏内の小さな循環」をまちなかに多く作り出し、その循環が継続できるように活動を支えるコミュニティの重要性を説明されました。
 
活動紹介のあとは、参加者全員で、現代と昔の暮らしを表した絵を比較して、私たちの生活環境、ライフスタイルがどう変化したのか意見を出しあいました。
木村さんからは、生活に不可欠な水、そして水と深くかかわる「土」について、その循環の大切さに触れながら、詳しく説明していただきました。
 
講義のあとは、バッグ型コンポストを使用した堆肥作りがスタートしました。
適量の生ごみを基材に入れる作業に苦戦した参加者もいましたが、この作業を無理なく長く継続するためにはどんな工夫をしたらいいか、具体的に考えるきっかけになりました。
今後はこの事業に参加する学生たちが、このコンポストを大切に管理し、土をつくり、野菜を育てる予定です。
 
本事業は、学園におけるSDGsの達成に向けた取り組みのひとつです。
中村学園大学というコミュニティで、学生と教職員が一緒になってコンポストの継続を目指します。