中村学園大学・中村学園大学短期大学部

中村学~中村ハル―代記~

2023年5月22日

5月16日(火)、「中村学」の第6回目の授業が行われました。この授業は、中村学園の学問と歴史、建学の精神を理解することで、本学の学生であることの自覚と誇りを持ち、これから本学で学んでいく上での態度や考え方を身に付けることを目的としています。講義では、中村学園の歴史を築いてきた教員や卒業生などを講師として迎えます。

今回は、福岡市出身の講談師 神田紅(かんだくれない)師匠に、講談の基本である「修羅場読み」として「鉢の木」について解説いただいた上で、中村ハル先生の生涯を講談で伝えていただきました。

講談の「修羅場」を語る際には、メリ、ハリ、ツッコミ、謡い調子という四つの調子があることや、発声する際のポイントなどをご教示いただきました。受講生も大きな声で語り、拍手をし、終始楽しそうな様子で参加していました。教科担当教員や学生が実際に講談を発表する場面も見られました。また、中村ハル先生の子ども時代や教員時代の努力や苦労などの生涯を、講談の独特の口調で語り、受講生は真剣な様子で聴き入っていました。

講義の最後には、神田紅師匠から「解決しない時は、努力さえすれば必ず答えは出てくる」と、学生を鼓舞する言葉が送られました。