福岡市城南区との連携事業「食のリスクコミュニケーション事業」を実施しました!
本学では、包括連携協定を締結している福岡市城南区と共働で「食のリスクコミュニケーション事業」を実施し、地域の方々へ食の安全に関する正しい知識の普及を目的に毎年テーマを設定して情報発信や講義・体験型の教室を開催するなどの啓蒙活動を行っています。なお、当該事業は、本学と福岡市城南区が共通の課題として認識している「昨今のライフスタイルの多様化に伴う欠食や栄養バランスの偏り」の課題解決に向けて取り組んでいます。
今年度は若年層へカルシウム摂取の必要性についての啓蒙を目標に掲げ、「毎日の牛乳で骨骨(コツコツ)貯金をしよう」をテーマに、2023年8月23日、栄養科学部 栄養科学科 森口里利子准教授が城南保健所で小学4年生から中学3年生の児童・生徒とその保護者を対象に「食のわくわく体験!~学ぼう!つくろう杏仁豆富!~」を開催しました。
参加者は森口准教授によるカルシウムのはたらきや必要摂取量についての講義の後、食品事業者を交えて杏仁豆富作りの調理実習を通じて、栄養と食品衛生について学びました。
「食のリスクコミュニケーション事業」は、本学と福岡市城南区、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、地域代表として近隣公民館長および自治協議会会長で構成される「地域連携推進協議会」にて毎年、継続的な協議を行っています。
2023年9月27日に開催された地域連携推進協議会では、当該事業のフィードバック体制として、本学のHPおよび福岡市城南区のHPにて地域の方々へ公表していることが報告されました。また、福岡市城南区衛生課長からは、「今年度は会場の都合により参加者を抽選で決定することとなったため、次年度はより広い会場での開催を検討したい」など、今後の開催に向けて改善点が述べられるなど活発な意見交換が行われました。