中村学園大学・中村学園大学短期大学部

令和6年度「大学生アグリスクール 」第3講が行われました

2024年10月8日

令和6年9月21日(土)、本学と連携協定を締結しているJA福岡市とJA福岡中央会の共同により「大学生アグリスクール」第3講が開催され、 今回は大学の学生17名、短期大学部の学生3名、計20名が参加しました。 このアグリスクールは、若者の農業離れや関心が薄れてきているという課題を解決するための取り組みの一環として、農業体験や加工体験等、一連の生産工程等の体験を通じて農業者等と共感することで、学生が自ら生きる力を養うとともに、地元の食べものや農業の理解を深めることを目的として行われています。

[第3講の学生レポート]

【農作業:稲刈り】
鎌を使って稲刈りの体験をさせていただきました。 鎌を使っての稲刈りは想像していたよりも大変でした。農業の大変さを知ることができ、お米を作ってくださっている農家の人々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。 稲刈りは鎌で刈った後に機械で刈るとあっという間に刈れてしまい、第一講の時も驚いたのですが、やはり機械が使えないと今の農業は難しいのだということがよくわかりました。 稲刈り機を運転するには資格が必要だと思っていたので、私でも運転できるということが驚きでした。運転してみると、意識すること、注意するところが多く、やはり操縦の難しさを感じました。 ですが、それ以上に稲が稲刈り機にどんどん刈られて吸い込まれていくところを運転者の目線から見ることがてきて、とても面白く、楽しかったです。

 

【勉強会「米と日本の食料事情について」】
勉強会では米と日本の食料事情について学びました。お米を食べたら太る言われることがありますが、油が含まれているパンや麺に比べると太りにくく、ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質を摂ることができ素晴らしい主食だと感じました。最近、お米が高くなったと言われますが、水道、高熱費や手間を考えても茶碗1杯、40円ほどであり、インスタントラーメン1袋100円と比べると、経済的には安いということを学ぶことができ、これからもお米を美味しく食べていきたいと思いました。また、日本の食料自給率(カロリーベース)は令和4年度38%であり、日本人の主食の半分を占める小麦の自給率は15%で、もし輸入が止まってもすぐには増産できず、増産の可能性があるのはイモ類くらいであると知りました。日本の農業を守っていく必要があると強く感じました。

 

【グループワーク(第1講~第3講の振り返り)】
グループワークでは、これまでのアグリスクールでの活動の振り返りを行いました。アグリスクールで学んだことを体だけでなく、しっかりと言葉にしたことで自分の中でのアグリスクールの意味などを整理ができたと感じました。

 

今回のアグリスクルールを通して、安価や便利さに偏った食生活の見直しが必要だと感じました。
お惣菜を買ってきた時でも、皿に移して食事をするなど、一手間加えることの大切さを学ぶことができたのでよかったです。
消費者にできることを考えながらお米を食べていきたいと思いました。

 

レポート:栄養科学部栄養科学科 魚住 明子・東海寺 真帆・浜浦 萌