中村学園大学・中村学園大学短期大学部

令和7年度「大学生アグリスクール 」第4講が行われました

2025年10月10日

令和7年9月27日(土)、本学と連携協定を締結しているJA福岡市とJA福岡中央会の共同により「大学生アグリスクール」第4講が開催され、 今回は大学・短期大学部あわせて30名の学生が参加しました。 このアグリスクールは、若者の農業離れや関心が薄れてきているという課題を解決するための取り組みの一環として、農業体験や加工体験等、一連の生産工程等の体験を通じて農業者等と共感することで、学生が自ら生きる力を養うとともに、地元の食べものや農業の理解を深めることを目的として行われています。

 

[第4講の学生レポート]
【農作業:稲刈り】

今回は、稲刈りの経験をさせていただきました。青々とした苗を自分の手で植えたからこそ、頭を垂れるまで立派に育った稲穂に感動を覚えました。そしてここまで育ててくださった過程を伺うことで、有難く思うとともに、道中で見た田んぼなども大変な手間がかかっていることを身に染みました。
稲刈りは初めての体験で、最初は大変でしたが、少しずつコツをつかむことが出来ました。鎌で稲を刈る感覚が新鮮で楽しかったです。たくさんの人の手でお米が作られていることを知って、毎日食べているお米のありがたさを改めて感じました。

手刈りによる収穫体験ののち、農機による稲刈りの様子も見学させていただきました。実際に手で刈る作業は時間も体力もかかりましたが、機械が稲を刈るのは何十倍も早く、さらに脱穀まで同時に行う様子に驚きました。このような機械化によって、農作業の効率化が進んでいることを痛感しました。授業で農作業の機械化やDX化を学んだことをよりリアルに理解することができました。

 

【勉強会「米と日本の食料事情について」】

稲刈りをした後は、農業に関する講義を受け、現在の農業の課題に目を向けることができました。普段当たり前のように食べている野菜は、課題を抱えながら作ってくださる農家さんがいてくれるからこそ食べていけることを再認識することができました。

日本では少子高齢化が進み、農業の担い手が減少しています。そのため、ハイテク技術による効率化や、国産の肥料・農薬の開発を進めることが、これからの農業にとって重要だと思いました。

 

レポート

栄養科学部栄養科学科 岩﨑心音・鳥井香里

流通科学部流通科学科 定久天音・砥上玲音・深田勇哉