中村学園大学・中村学園大学短期大学部

第3回糸島農業振興プロジェクト活動報告

2020年12月7日

流通科学部の選択授業「ビジネスプロジェクトB」では、福岡県・糸島市と連携する「糸島農業振興プロジェクト」の実践活動を行っています。

12月6日の活動は、糸島市農業公園「ファームパーク伊都国」で行われました。「ファームパーク伊都国」の石橋社長・小林様から事業や取り組み内容について、続けて、「新怡土むらづくり推進協議会」の三島会長から、怡土地域のまちづくり活動等についてお話いただきました。
その後、みかん畑に移動し、早生みかんを収穫しました。
怡土のみかんは極早生、早生、晩生の3種類があり、早生は10月下旬から12月頃に出荷されます。収穫の際は、2〜3個まとめて枝ごと取ると翌年実がならず収穫率が下がる為、面倒でも1つ1つ”ヘタ”の部分を切って取るよう、指導頂きました。取ったみかんはヘタの部分を丁寧に「2度切り」を行うと、コンテナの中でぶつかり合って傷付くことを防ぐそうです。
また場所を移動し、椎茸栽培の説明をして頂きました。椎茸の周りは害獣が入らないようにネットがされてありましたが、それでも猿や鹿は上から飛び越えてくるので対処が大変なのだそうです。
昼食は糸島産の食材を使用した地元企業(中山食品様)のお弁当が配布されました。アジアを中心に海外にも総菜を展開されているそうです。

午後は、玉ねぎの植え付け、スナップエンドウの植え付け、みかんの袋詰めの3つのグループに分かれて作業を行い、その後、白菜の収穫体験も行いました。白菜は半分に切ってラッピングを行い、出荷作業まで体験することができました。収穫したみかんと白菜はみんなで家に持ち帰りました。

今回の農業体験から、普段スーパーや食卓で目にする農作物が、手間暇をかけて育てられていることを知り、食の大切さを改めて実感しました。
現在、野菜の価格が下落しており農家さんは大変厳しい状況だそうです。毎日たくさん野菜を食べることが、自分の体のためにも、農家さんの助けにもなるのでは、思いました。
次回は1月23日(土)に、同じファームパークでスナップエンドウの支柱立てや、お箸作りを行う予定です。自分たちが植えた野菜がどれくらい成長しているか、楽しみです。

流通科学部 2年(坂本ゼミ) 内田 花梨、吉柳 栄里