中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「専門ゼミⅡ」~佐賀県嬉野市 嬉野茶の課題を知る~

2021年10月23日

令和3年10月20日、流通科学部「専門ゼミⅡ」(3年ゼミ)において佐賀県庁農林水産部、茶業試験場、嬉野市産業振興部の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、佐賀県農業と「嬉野茶」について学びました。佐賀県嬉野市ではお茶の生産量は高いものの、消費量が減少傾向にあり、その中でも特に若者の消費量が低いことが課題の一つとなっています。実際に学生たちからは「日常の飲み物は水やペットボトルの緑茶や麦茶をよく飲む」という声が聞かれ、若者の急須離れやお茶離れの現状が明らかになりました。

また、嬉野茶に親しんでもらうために県や市が生産者や地元企業と共に行っている様々な取り組みについても紹介され、学生たちは熱心に耳を傾けていました。さらに、嬉野茶のファン獲得のアイデアとして、学生から福岡の若者が好んで利用する商業施設のような場所で持ち運びしやすくおしゃれなデザインの容器に入れた水出し緑茶を販売したり、お茶の知識を学び実際に飲むこともできるイベントを開催したりするといった多くの意見が出され、有意義な意見交換会となりました。