中村学園大学・中村学園大学短期大学部

流通科学部前嶋ゼミ学生考案の地域振興ツアー「地参知消を自分で〜鰻のり弁当作り〜」を催行しました!

2021年11月29日

令和3年11月13日(土)、流通科学部前嶋ゼミ4年生3名(尾野花純さん、黒木千佳さん、古賀優花子さん)が企画・提案した『地参知消を自分で〜鰻のり弁当作り〜』が催行されました。

このツアーは、学生たち3人の地元筑後地方を盛り上げたいという想いから、柳川市、久留米市、八女市の観光資源の訪問調査、地元の方々との意見交換を重ねた結果、素晴らしい歴史や食文化などの観光資源がありながら、通過地点となってしまっている柳川市に注目しました。そこでは、宿泊してゆっくりと体験したり交流したりしてもらえていないということ、少子化や人口流出により活力が衰退しているという2つの課題が浮び上り、解決に向けてツアーを企画しました。

ツアーのテーマは『来訪や交流を促進する、ニューノーマル時代を見据えた「観光まちづくり」』です。ツアー名の「地参知消」には柳川の農業・漁業に参加して地域の特産・人の魅力を知り、消費・観光に繋げるという意味を込めました。
withコロナでも安心して地域の方と交流できる体験型観光という、新しい柳川の観光のあり方を知っていただき、その地域と関わりやつながりを持ち、「関係人口」(地域外に住み続けながら関与・支援し続ける人たち)を増やしたいという願いを込めています。

当日は、在福外国人8名を含む15名の参加があり、参加者からは、「地元の方と交流できてとても良かったです。」「次は両親と一緒に柳川を訪れたいです。」「もっと柳川を探検したいです。」といった喜びの声が多く聞かれました。

ツアーを企画した学生たちは、「参加者に楽しんでもらいながら柳川の良さを伝える一番の方法を模索することにとても苦労したが、様々な国の人がひとつの場所で楽しめる場機会を作ることができ、『楽しさの共有』は、人と人を繋ぐ素晴らしい力をもっていると知った。今のこの状況だからこそ、地域や人々の繋がりの大切さや温かさを普段よりもさらに強く感じた。この経験を生かし、今後も地域課題や社会問題などに敏感に反応し、それらを自分ごととして捉えて、解決するために行動できる人であり続けたい。」と力強く語ってくれました。

 

※同ツアーは流通科学部地域研究プロジェクトにおける「関係人口」構築に関する研究に基づき、学生たちの企画にご賛同いただいた柳川市、調理をご指導下さった高口様はじめ地域の皆様のご協力のもとに実現いたしました。