中村学園大学・中村学園大学短期大学部

「『お酢で健康』を若年消費者へ届けたい!共創プロジェクト報告会」が行われました

2022年5月30日

5月11日、16日に「消費者行動論(3年生)」、「商品開発論(2年生)」の講義内で、特別講義「『お酢で健康』を若年消費者へ届けたい!共創プロジェクト報告会」が行われました。

この活動は、「若年消費者に食酢の魅力を伝え、消費を促したい」という目標を掲げる株式会社Mizkanと流通科学部で「商品開発」や「消費者行動」について学び、特に食品流通や食に関するマーケティングに関心がある手嶋ゼミ3年の有志学生6名による産学連携プロジェクトで、学生らはミツカン社員の方々との意見交換やアドバイスを受けながら調査・分析を行い、マーケティングの視点からの解決策提案に取り組んできたものです。

■プロジェクトに取り組む学生たち

学生たちは、消費者の立場・若者の立場で様々な解決案を考えミツカンに提案を行い、担当の方々と何度も議論を重ねながら改良を重ね、最終的にメッセージ付きのノベルティ(オリジナルマグネット)を商品につけることで「プチギフト」としての需要を喚起する案が採用されました。
この提案に込めたのは、家族や友人など大切な人たちの健康を気遣いながらも普段はなかなか口に出すことがない想いを、気軽に楽しく伝えるメッセージツールとして「お酢」を活用してほしい、若者やこれまであまりお酢を購入しなかった方にも手に取ってもらうきっかけを作りたいという願いです。
マグネットには学生たちが考えたイラストやメッセージが採用され、「ありがとうございま酢」「おつかれさまで酢」「おうえんしていま酢」といったメッセージや、ミツカンのお酢ドリンク「フルーティス」をアイスやソーダとあわせて楽しむことを提案するイラストが印刷されています。

■メッセージ付きオリジナルマグネット

報告会に登壇した学生たちからは、「日常に潜む様々なニーズを考えるようになった」「企画の実現にはそれに携わる方たちの強い想いや絶え間ない努力があることを知った」「次の企画に活かしたい」などの学びや感想と共に、「皆さんもぜひチャレンジしてほしい」と聴講した学生たちへメッセージが送られました。また、ミツカン社員の方々からもこの取り組みを通じて企業側にもたくさんの気づきがあったという事や、これから社会に出る学生たちへのアドバイスも送られ、聴講した学生たちも大きな刺激を受けた様子でした。

採用されたキャンペーンは、6月中旬以降に九州の一部小売店にて展開される予定です。