「人材資源管理」～JR九州をケーススタディとして

2022年5月30日

令和4年5月30日、流通科学部「人材資源管理」の授業に、JR九州リテール株式会社の本郷譲社長が講師に来てくださいました。
この授業は企業経営において重要となる人材資源管理について学び、募集・採用・配置異動・人材育成・評価・賃金などの各領域について、企業で実践されている事例にも触れて学びます。
今回の授業では、「人材育成の要点―JR九州をケーススタディとして―」というテーマで、本郷社長にご講義いただきました。

本日のゲストスピーカーをお迎えするにあたって、当日までの授業では、“組織は人をどのように雇い入れ、育成し、評価するのか”について事前に学んできました。
それらを踏まえたうえで、実際の企業の事例を理解してもらう機会を設けました。

講義では、JR九州およびJR九州グループの沿革・概要などをご説明いただき、事業内容や年商・経常利益、社員数などを把握しました。
続いて、JR九州の人的資源管理について、ケーススタディとともにお話いただきました。特徴的な採用制度として、最強のリクルーター制度で1次面接の1,000名を選定していること、採用時のジョブスキーム(職制構造)は様々な登用制度・研修制度により入社後柔軟性があること、などが紹介されました。
また、「会社側からみた人材育成」として採用・人事運用についてお話いただきました。特に強調されたのが、新卒採用においては「この学生を仕事仲間として、受け入れるかどうか、一緒に仕事ができそうか」という点を重視されるとのことでした。

九州を代表する企業の人材資源管理について実例を聞くことができ、貴重な機会となりました。また、2年後に就職活動を控える受講生たちにとっては、就活の心構えを築く有用な講義となりました。