中村学園大学・中村学園大学短期大学部

花の流通について学ぶフィールドワーク

2022年11月15日

11月11日(金)に流通科学部4、3年生有志メンバーで花の流通を学ぶフィールドワークを行いました。

福岡県は花き生産量全国3位を誇り、温暖な気候と高い技術によって栽培された高品質な花は全国各地や海外へも出荷されています。
しかしながら、コロナ禍によるビジネス需要の減少や物流の混乱、燃料費高騰や人手不足等の様々な課題も抱えています。
一方で、コロナを機に個人需要開拓に向けた取り組みや異業種とのコラボ等にも積極的に力を入れるようになり、業界や産地がダイナミックに変化しつつあります。

学生たちは、はじめに福岡県花卉農業協同組合(福岡花市場)を訪問し、花の流通の概要や卸売市場の役割について学びました。
その後、糸島市にある産直市場「伊都菜彩」を訪問し、卸売を介さない花の販売の現場を視察し、午後には糸島市のバラ農家さんを訪問し、生産者の方からバラ生産の難しさ、面白さ、異業種コラボ等のチャレンジについてお話を伺いました。
また、「花で心を癒してもらいたい」「明るく笑顔になってもらいたい」という思いからJA糸島花卉部会と糸島市内にある18の神社とのコラボで実現した「糸島花手水」の取り組みを見学するために櫻井神社を訪れました。

参加した学生たちからは「花の流通について考えるいいきっかけとなった」「花に興味はあるものの、花屋に入るのは敷居が高いため、花と若者とが気軽に出会える場があったら」といった声が聞かれました。