「スタディスキルⅢ」特別講座~人生の選択肢を増やすために~
「スタディスキルⅢ」は、自らの初期キャリアを展望しながら、有意義な学生生活を送るには、どうすればよいのかを一人ひとりが自分のこととして考え、実践、挑戦することをねらいとした流通科学部2年次の必修授業です。
6月1日、昨年に引き続き、神奈川県相模原市のNPO法人Class for Everyoneの高濱宏至代表に「人生の選択肢を増やすために」をテーマに、ご自身の学生時代から就活、法人設立、そして、NPO法人の活動についてオンライン(Zoom)でお話しいただきました。
「世界中の子どもたちを幸せに…」とフィリピンやタンザニアをはじめ、30を超える国々に使われなくなった日本のノートパソコンやタブレットを送っての教育活動、電気を作る活動をなさっています。
小学生のころから世界に興味をお持ちで大学では国際政治を学びますが、大学2年生のときに訪れたフィリピンのスラム街で、電気が通っていないために家の外で熱心に勉強する子どもに出会ったことが現在の活動につながっています。
①自分の「好き・得意」などを3つ掛け合わせると特異性となり、武器になる、
②目的から逆算する(「1歩ずつ歩いた先のゴール」ではなく、「ゴールに着く1000歩のうちの1歩」)、
③時給に縛られない仕事を選ぶ(「今から1時間で今日を生きるのに必要なお金が稼げるか?それができたら1日のうち、14時間くらいは好きなことに使える」)
などのメッセージを送ってくださいました。
高濱さんは、学生からの質問の一つずつに丁寧にあたたかくお答えくださいました。
高濱さんの「夢を実現させる意志の強さと計画力、行動力」「優しさ、たくましさ」に触れ、「視野を広げることの大切さ」を感じ、「本当の豊かさとは何か」を考える授業となりました。
今回の授業では、学生が運営係として司会進行などを担当しました。
事前に、NPO法人などについて予習を行うなど、運営係はより深く学び、考える機会になりました。