徐ゼミ学生レポート「6次産業化の現地見学」
2023年7月2日(日)に、ゼミの研究活動の一環で、佐世保市にある「清水オリーブ園」「清水養蜂場」「はちみつcaféオリーブハニー」と「くじゃく園」、唐津市にある「唐津うまかもん市場」を訪問し、6次産業化を中心に見学を行った。
これに先駆けて、ゼミでは6次産業化に関して学び、6次産業化についてメリットやリスクなど知識を得ることができた。また、訪問先についても、どのような活動を行っているのか事前調査を行った。
当日訪問した「清水オリーブ園」「清水養蜂場」「はちみつcaféオリーブハニー」では、生産から販売まで家族で経営されている。現地では、清水さんからはちみつやオリーブができるまでのプロセスや苦労などリアルな情報を得ることができた。また、清水さん自身が収穫を行うため、オリーブの木をわざと小さく育てるなど様々な工夫がなされていることも分かった。併設されている「はちみつcaféオリーブハニー」では、「はちみつマルゲリータ」など自家製のはちみつやオリーブを使った料理をいただくことができた。
「くじゃく園」では、無料で園内を見学でき、くじゃくが羽を広げた様子は確認できなかったが、清水さんのガイドの下、園全体を散策できた。
「唐津うまかもん市場」では、生産者が直接この市場まで届けた野菜や果物、精肉や魚介など新鮮な食材を購入することができる。商品に生産者の名前が記載され、同じ個数でも生産者によって値段に違いがあるなど、一般のスーパーではあまり見られない形態があり、生産者がより身近に感じることができた。
このように、生産者が加工、販売、また飲食の分野にも進出し、経営の多角化をしている6次産業化の様子を見て、現地のリアルを知ることができた。生産者と消費者との距離が近く感じた6次産業化は、もっと広まっていくべきであると考えたため、国や自治体のより積極的な協力が必要であると思った。
流通科学部3年 三根 かな子