持松ゼミ(3年生) ゲストスピーカーをお迎えし「企業組織における女性のキャリア形成」について学びました
持松ゼミでは、12月12日(火)に西日本シティ銀行の取締役常務執行役員の小湊真美様をゲストスピーカーにお呼びし、「企業組織における女性のキャリア形成」について講義をしていただきました。
まず、キャリアについての捉え方等についてご説明いただいた後、女性である小湊様がどのようにキャリアを形成されたのかについてわかりやすく丁寧なご説明をいただきました。
新卒で採用された営業店の勤務から福岡県内の複数の支店・本部における管理職を経て本部の部長といったキャリアを形成していかれる過程をお話しいただき、担当されておられる広報文化部の特徴や業務についても実際にご提供いただきました広報誌やカレンダーなどを手に、お話しいただきました。
さらに、管理職としてのマネジメントについて、管理職としてのお立場からリーダーシップや部下育成に必要な事柄についても実例を示していただきながら、興味深いお話をしていただきました。
その中では、具体的な数値データを使って九州・山口の企業における女性管理者や女性の役員数の少なさについて学び、その実態の中で、西日本シティ銀行の10年前と現在の女性管理職の男女比で女性の比率が上がっているデータを示されるなど、女性活躍推進の取組みについて、わかりやすくご説明をしていただきました。
その他にも、女性としてのキャリアを考える際のポイントや、管理職とリーダーシップの違い、リーダーに必要な力についてお示しいただき、最後に学生へ、変化を恐れず、周りの人々を尊重しながら、協力体制を築きつつ、果敢に挑戦することの大切さについてメッセージをいただきました。
学生からは、キャリアとは仕事のことだけでなく自分の生き方の選択であり、常に上を目指して行動に移していきたいという想いに感銘を受けたという声も聞かれました。また、失敗を恐れずに挑戦しなければ新しいものは生み出せないという言葉も印象深く心に刻まれたということでした。
就職活動を控え、組織の一員となり働くことを具体性をもって捉える時期となっている学生にとっては、将来のキャリアを考える大変貴重な機会となりました。
≪学生の感想≫
以前は社会的に男女格差や昔ならではの風潮が強く根付いていましたが、近年では多くの企業が女性にとってのキャリアも実現できるような環境整備が行われているように感じました。このように昔と今とでは女性に対する仕事の価値観が変わっていることがわかりました。
管理職として、自身の強い「志」を持つことが重要で、組織のためにリーダーシップを発揮していくことが大事だということが印象に残っています。管理職になると責任をとる力や時には大胆さも必要になるため、若いうちから失敗を恐れず新しいことに挑戦して多くの経験を積みたいと思いました。また、西日本シティ銀行が、九州の文化を発信したり、地域の課題を解決したり、地域貢献・地域との共生に大変力を入れておられるように感じました。銀行ではありますが、融資や金融商品の提供のみならず、物販やイベント開催等多くの取り組みをされていることに魅力を感じました。