徐ゼミ 長崎県佐世保市へ研修に行きました
6月29日(土)にゼミでの佐世保研修を行いました。今回は、「はちみつカフェ・オリーブハニー」と「清水養蜂場」、「深川製磁本店」で主な仕事内容や発展への道、歴史などを六次産業化の視点を基に学ぶことができました。
≪はちみつカフェ・オリーブハニー≫
このカフェは、養蜂家の清水さんが営んでおりカフェの隣にはオリーブ園があります。カフェだけでなく、はちみつやオリジナルの商品も販売していました。周りは傾斜地しかなく清水さんと家族で開拓し、2020年にカフェをオープンされました。元々養蜂家である清水さんは、傾斜地をどうにかしたいということで趣味で始めたオリーブに目をつけ、トルコやスペイン、イタリアへオリーブを学びに留学されたそうです。オリーブが育つには日当たりが良いや、水はけが良いといった条件がありますが、傾斜地しかないこの土地はオリーブを育てるのにピッタリの条件がそろっていました。オリーブ畑を作るのに5000坪ほどの傾斜地に木がたくさん生えていて、根っこごと取り除かなければならないことが大変だったそうです。油を食べる文化があまりない日本にとって、オリーブとはちみつの融合は多くの人の興味を引き、テレビ局が取材をして放送したことで大盛況しているそうです。また、YouTubeチャンネルも始めさらに多くの人に認知を広げようとしています。
≪深川製磁株式会社 本店≫
夕方には2つ目の訪問先の「深川製磁(株)本店」に到着しました。深川製磁は「宮内庁御用達」をもらっており、天皇陛下の一連の儀式で使われる食器類を同社が納めているそうです。また、パリで開かれた博覧会で有田焼を出店したことがきっかけで外国との貿易が始まりました。博覧会では焼き物が一番売れたそうです。
現在は、日本の文化に触れたいと多くの外国人観光客が来店されるそうです。焼き物が売れる前は自分たちでデパート等に持参したり、問屋や個人のお店の店主が旅館などに持っていくすることで焼き物を広めていきました。焼き物は実店舗へ行き、実際に手に取っていただくことに意味があります。オンライン販売も行われているそうですが、お客様も見るだけではわからない魅力を感じるために実店舗へ足を運ぶ方のほうが多いのだと思います。
≪感想≫
はちみつカフェ・オリーブハニーではビジネスの知識は何もないとおっしゃっていた清水さんは、2022年にYouTubeを開設し土地を整備しオリーブ園を作っている動画やはちみつ採取の様子やオリーブの実を収穫している様子を動画にされています。お客さんの中には「YouTubeを見てきました」という方も多いそうです。カフェへ訪れる前にお店の方が行っている活動を見ると努力や思いがすごく伝わり、自分もそのお店で商品を購入しお店の方の願いや思いを応援したくなると思いました。
深川製磁(株)では同じ焼き物を作り続ける技術の高さに驚きました。お客さんが購入した焼き物を大切に使っていくように職人さんも完成した焼き物を台車で運ぶのではなく木の板に乗せ自分たちで運んでいたりとその丁寧さが焼き物に伝わりお客さんにも伝わっているのだなと感じました。
この研修を通して、新しく何かを始める際の行動力やすでにある技術や商品を継続していく大変さを感じました。普段の生活では滅多に触れることのない1日だったので、今日学んだことを社会に出たときに活かせるように残りの大学生活でしっかり流通・経済について学んでいきたいと思いました。
徐ゼミ 3年生 中野陽菜
カフェから見るオリーブ園
ハニーレモンチキン
深川製磁株式会社 本店①
深川製磁株式会社 本店➁
深川製磁株式会社 本店③